開発中の新薬「SGLT2阻害薬」の基礎 加藤光敏 先生

2013.04.15
 近年、糖尿病治療薬の世界は、DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬などのインクレチン関連薬の発売に沸きましたが、「SGLT2阻害薬」の発売で次の扉が開かれるのではと期待されています。今回、好評連載中の「糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント」では、この次世代薬「SGLT2阻害薬」にスポットを当て、加藤光敏 先生(加藤内科クリニック院長)に解説していただきました。

 同連載の第10回は、開発中の新薬「SGLT2阻害薬」を取り上げました。"尿中に余分なブドウ糖を捨てられたら..."という夢のような発想を実現化させた本剤は、現在、世界中からたいへんな注目を浴びています。しかし、最近よく耳にするけれど、どのような作用機序なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。まだ開発中ですので仕方ありませんが、世界中で治験が進んでおり、さまざまな進捗状況が関連学会などでも発表されています。

 同連載では、ブドウ糖再吸収のメカニズムとSGLTの働きなどの基礎情報から、主なメーカーの進捗状況までをとりあげました(原稿は3月執筆時現在の情報)。次回(7月号)は、開発中の各薬剤について具体的に触れていく予定です。ぜひご一読ください!

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