作用発現時間は10~20分、最大作用時間は30分~1時間30分あるいは1~3時間と製剤によって若干の差がある。作用持続時間は3~5時間。食直前に投与。インスリンの追加分泌(食後高血糖)用として立ち上がりの良い優れた効果が特徴である。速効型に比べて作用時間がやや短い。皮下注射に適応。CSII(持続皮下インスリン注入(continuous subcutaneous insulin infusion;CSII))療法にも使用する。
※作用発現時間や投与のタイミングは製品によって異なります。詳細は下記、各製品ごとの掲載内容をご覧ください。
プレフィルド/キット製剤
一般名:インスリン アスパルト
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フィアスプ注 フレックスタッチ
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- ノボラピッド注の作用発現時間より5分速い
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 30カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。 通常、小児では、毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日0.5~1.5単位/kgである。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、ノボラピッド注より作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえた上で、患者の状況に応じて判断すること。
2.他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
3.小児では、インスリン治療開始時の初期投与量は、患者の状態により個別に決定すること。
4.静脈内注射は、自己注射では行わず、医師等の管理下で行うこと。
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ノボラピッド注フレックスタッチ
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること(添付文書参照)
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
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ノボラピッド注フレックスペン
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること(添付文書参照)
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
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ノボラピッド注イノレット
※2024年4月販売中止、経過措置期間満了:2025年3月末予定
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること(添付文書参照)
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
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インスリン アスパルトBS注ソロスター NR「サノフィ」
バイオ後続品
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること。
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
3.他のインスリン製剤から本剤への変更により、インスリン用量の変更が必要になる可能性がある。用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある。
一般名:インスリン リスプロ
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ルムジェブ注ミリオペン
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- -
- 最大作用時間
- -
- 作用持続時間
- -
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食事開始時に皮下注射するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。ときに投与回数を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、ヒューマログ注と比べて作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえたうえで、患者の状況に応じて判断すること。
他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
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ルムジェブ注ミリオペンHD
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- -
- 最大作用時間
- -
- 作用持続時間
- -
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食事開始時に皮下注射するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。ときに投与回数を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、ヒューマログ注と比べて作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえたうえで、患者の状況に応じて判断すること。
他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
-
ヒューマログ注ミリオペン
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 3年
- 用法・用量
- 本剤は、持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、ときに投与回数を増やす。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより迅速に吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
●投与時間:本剤:食前15分以内、速効型インスリン製剤:食前30分前 また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態(添付文書参照)を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調節が必要となる場合があるので注意すること。
-
ヒューマログ注ミリオペンHD
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 3年
- 用法・用量
- 本剤は、持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、ときに投与回数を増やす。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより迅速に吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
●投与時間:本剤:食前15分以内、速効型インスリン製剤:食前30分前 また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態(添付文書参照)を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調節が必要となる場合があるので注意すること。
-
インスリン リスプロBS注ソロスターHU「サノフィ」
バイオ後続品
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 36カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、ときに回数を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより速やかに吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある。
持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調整が必要となる場合があるので注意すること。[16.1.1 参照],[16.1.2 参照],[16.8.1 参照]
一般名:インスリン グルリジン
-
アピドラ注ソロスター
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、中間型又は持効型溶解インスリン製剤と併用することがある。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、中間型又は持効型溶解インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤の血糖降下作用は速効型インスリンと同等であるが、作用発現は速効型インスリン製剤より速い。本剤は食直前(15分以内)に投与すること[添付文書参照]
2.経口血糖降下剤から本剤に変更する場合及び経口血糖降下剤と併用する場合:(1)投与にあたっては低用量から開始するなど、本剤の作用特性[添付文書参照]を考慮の上投与すること。(2)経口血糖降下剤と併用する場合は、経口血糖降下剤の投与量及び投与スケジュールの調整が必要になることがある。
カートリッジ製剤
一般名:インスリン アスパルト
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フィアスプ注 ペンフィル
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- ノボラピッド注の作用発現時間より5分速い
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 30カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。 通常、小児では、毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日0.5~1.5単位/kgである。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、ノボラピッド注より作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえた上で、患者の状況に応じて判断すること。
2.他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
3.小児では、インスリン治療開始時の初期投与量は、患者の状態により個別に決定すること。
4.静脈内注射は、自己注射では行わず、医師等の管理下で行うこと。
-
ノボラピッド注ペンフィル
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること(添付文書参照)。
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
-
インスリン アスパルトBS注カート NR「サノフィ」
バイオ後続品
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に、専用のインスリン注入器を用いて皮下注射する。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること。
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
3.他のインスリン製剤から本剤への変更により、インスリン用量の変更が必要になる可能性がある。用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある。
一般名:インスリン リスプロ
-
ルムジェブ注カート
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- -
- 最大作用時間
- -
- 作用持続時間
- -
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食事開始時に皮下注射するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。ときに投与回数を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、ヒューマログ注と比べて作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえたうえで、患者の状況に応じて判断すること。
他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
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ヒューマログ注カート
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 3年
- 用法・用量
- 本剤は、持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、ときに投与回数を増やす。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより迅速に吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
●投与時間:本剤:食前15分以内、速効型インスリン製剤:食前30分前 また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態(添付文書参照)を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調節が必要となる場合があるので注意すること。
-
インスリン リスプロBS注カート HU「サノフィ」
バイオ後続品
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 36カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、ときに回数を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより速やかに吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある。
持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調整が必要となる場合があるので注意すること。[16.1.1 参照],[16.1.2 参照],[16.8.1 参照]
一般名:インスリン グルリジン
-
アピドラ注カート
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前にインスリンペン型注入器を用いて皮下注射するが、中間型又は持効型溶解インスリン製剤と併用することがある。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、中間型又は持効型溶解インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤の血糖降下作用は速効型インスリンと同等であるが、作用発現は速効型インスリン製剤より速い。本剤は食直前(15分以内)に投与すること[添付文書参照]。
2.経口血糖降下剤から本剤に変更する場合及び経口血糖降下剤と併用する場合:(1)投与にあたっては低用量から開始するなど、本剤の作用特性[添付文書参照]を考慮の上投与すること。(2)経口血糖降下剤と併用する場合は、経口血糖降下剤の投与量及び投与スケジュールの調整が必要になることがある。
バイアル製剤
一般名:インスリン アスパルト
-
フィアスプ注 100単位/mL
-
1000単位/10mL
PMDA/添付文書
製造販売元:ノボ ノルディスク ファーマ(株)
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- ノボラピッド注の作用発現時間より5分速い
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 30カ月
- 用法・用量
- 本剤は持続型インスリン製剤と併用する超速効型インスリンアナログ製剤である。通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。 通常、小児では、毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日0.5~1.5単位/kgである。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、ノボラピッド注より作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえた上で、患者の状況に応じて判断すること。
2.他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
3.小児では、インスリン治療開始時の初期投与量は、患者の状態により個別に決定すること。
4.静脈内注射は、自己注射では行わず、医師等の管理下で行うこと。
-
ノボラピッド注100単位/mL
-
1000単位/10mL
PMDA/添付文書
製造販売元:ノボ ノルディスク ファーマ(株)
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。また、持続型インスリン製剤と併用することがある。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
通常、小児では、毎食事開始時に皮下投与するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。また、持続型インスリン製剤と併用することがある。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日0.5~1.5単位/kgである。
必要に応じポータブルインスリン用輸液ポンプを用いて投与する。また、必要に応じ静脈内注射を行う。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、ノボラピッド注より作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえた上で、患者の状況に応じて判断すること。[16.1 参照][16.8.1 参照][17.1.1 参照][17.1.2 参照]
2.他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
3.小児では、インスリン治療開始時の初期投与量は、患者の状態により個別に決定すること。
4.静脈内注射は、自己注射では行わず、医師等の管理下で行うこと。
-
インスリン アスパルトBS注100単位/mL NR「サノフィ」
バイオ後続品
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 10~20分
- 最大作用時間
- 1~3時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では、初期は1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、持続型インスリン製剤と併用することがある。なお、投与量は症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量は通常1日4~100単位である。
必要に応じ静脈内注射又は持続静脈内注入を行う。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、速効型ヒトインスリン製剤より作用発現が速いため、食直前に投与すること。
2.適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン アスパルト含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。
3.他のインスリン製剤から本剤への変更により、インスリン用量の変更が必要になる可能性がある。用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある。
4.静脈内注射又は持続静脈内注入は、医師等の管理下で行うこと。
一般名:インスリン リスプロ
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ルムジェブ注100単位/mL
-
- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- -
- 最大作用時間
- -
- 作用持続時間
- -
- 使用期限
- 24カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食事開始時に皮下注射するが、必要な場合は食事開始後の投与とすることもできる。ときに投与回数を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
必要に応じ持続皮下注入ポンプを用いて投与する。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤は、ヒューマログ注と比べて作用発現が速いため、食事開始時(食事開始前の2分以内)に投与すること。また、食事開始後の投与の場合は、食事開始から20分以内に投与すること。なお、食事開始後の投与については、血糖コントロールや低血糖の発現に関する臨床試験成績を踏まえたうえで、患者の状況に応じて判断すること。[16.1.1 参照],[16.1.2 参照],[16.8.1 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
2.他の追加インスリン製剤から本剤へ切り替える場合、前治療で使用していた製剤と同じ単位数を目安として投与を開始し、本剤への切替え時及びその後の数週間は血糖コントロールのモニタリングを十分に行うこと。
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ヒューマログ注100単位/mL
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、持続型インスリン製剤を併用したり、ときに投与回数を増やす。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。必要に応じ持続皮下注入ポンプを用いて投与する。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより迅速に吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
●投与時間:本剤:食前15分以内、速効型インスリン製剤:食前30分前 また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態(添付文書参照)を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調節が必要となる場合があるので注意すること。
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インスリン リスプロBS注100単位/mL HU「サノフィ」
バイオ後続品
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 36カ月
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、持続型インスリン製剤を併用したり、ときに投与回数を増やす。
投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、持続型インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。
必要に応じ持続皮下注入ポンプを用いて投与する。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 本剤は、速効型インスリン製剤に比べ、皮下からより速やかに吸収され、血糖降下作用は同等(本剤1モルと速効型インスリン製剤1モルは、同等の血糖降下作用を有する)である。したがって、その作用の発現はより速やかで作用持続の時間が短い(投与後約5時間まで)ので、速効型インスリン製剤(通常食事の30分前に投与)と異なり食直前(15分以内)に投与を行うこと。
また、他のインスリン製剤から本剤に変更する場合にも、その作用特性や薬物動態を考慮し、必要に応じて投与量を増減するなど、慎重に行うこと。用量の調整には、初回の投与から数週間あるいは数ヵ月間必要になることがある。
持続型インスリン製剤を併用している患者では、持続型インスリン製剤の投与量及び投与スケジュールの調整が必要となる場合があるので注意すること。[16.1.1 参照],[16.1.2 参照],[16.8.1 参照]
一般名:インスリン グルリジン
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アピドラ注100単位/mL
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- 注射剤の形状
- 無色澄明の液
- 作用発現時間
- 15分未満
- 最大作用時間
- 30分~1.5時間
- 作用持続時間
- 3~5時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
- 通常、成人では1回2~20単位を毎食直前に皮下注射するが、中間型又は持効型溶解インスリン製剤と併用することがある。投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、中間型又は持効型溶解インスリン製剤の投与量を含めた維持量としては通常1日4~100単位である。必要に応じポータブルインスリン用輸液ポンプを用いて投与する。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 1.本剤の血糖降下作用は速効型インスリンと同等であるが、作用発現は速効型インスリン製剤より速い。本剤は食直前(15分以内)に投与すること[添付文書参照]。
2.経口血糖降下剤から本剤に変更する場合及び経口血糖降下剤と併用する場合:(1)投与にあたっては低用量から開始するなど、本剤の作用特性[添付文書参照]を考慮の上投与すること。(2)経口血糖降下剤と併用する場合は、経口血糖降下剤の投与量及び投与スケジュールの調整が必要になることがある。
3.ポータブルインスリン用輸液ポンプを用いる場合、本剤を希釈液や他のインスリン製剤と混合しないこと。