作用発現時間は30分~3時間、最大作用時間は2~12時間、作用持続時間は18~24時間と製剤によって異なるので、詳細は製剤ごとに確認されたい。主として速効型インスリンにプロタミンを添加して結晶化させ、作用時間を長くさせたインスリン製剤であるが、超速効型をベースにした製品もある。基礎分泌に替わる働きをもつ。静注は不可。
※作用発現時間は製品によって異なります。詳細は下記、各製品ごとの掲載内容をご覧ください。
プレフィルド/キット製剤
一般名:生合成ヒトイソフェンインスリン
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ノボリンN注フレックスペン
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[300単位/3mL]
PMDA/添付文書
製造販売元:ノボ ノルディスク ファーマ(株)
- 注射剤の形状
- 白色の懸濁液
- 作用発現時間
- 約1.5時間
- 最大作用時間
- 4~12時間
- 作用持続時間
- 約24時間
- 使用期限
- 30カ月
- 用法・用量
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- 通常、成人では、初期は1回4~20単位を朝食前30分以内に皮下注射するが、ときに回数をふやしたり、他のインスリン製剤を併用する。以後症状及び検査所見に応じて投与量を増減するが、維持量は通常1日4~80単位である。但し、必要により上記用量を超えて使用することがある。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 適用にあたっては本剤の作用時間、1mLあたりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること。
一般名:ヒトイソフェンインスリン
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ヒューマリンN注ミリオペン
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- 注射剤の形状
- 白色の懸濁液
- 作用発現時間
- 1~3時間
- 最大作用時間
- 8~10時間
- 作用持続時間
- 18~24時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
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- 通常、成人では、初期は1回4~20単位を朝食前30分以内にインスリンペン型注入器を用いて皮下注射するが、ときに回数を増やしたり、他のインスリン製剤を併用する。以後症状及び検査所見に応じて投与量を増減するが、維持量は通常1日4~80単位である。ただし、必要により上記用量を超えて使用することがある。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 適用にあたっては本剤の作用時間、1mL当たりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること。
カートリッジ製剤
一般名:ヒトイソフェンインスリン
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ヒューマリンN注カート
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- 注射剤の形状
- 白色の懸濁液
- 作用発現時間
- 1~3時間
- 最大作用時間
- 8~10時間
- 作用持続時間
- 18~24時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
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- 通常、成人では初期は1回4~20単位を朝食前30分以内にインスリンペン型注入器を用いて皮下注射するが、ときに回数を増やしたり、他のインスリン製剤を併用する。以後症状及び検査所見に応じて投与量を増減するが、維持量は通常1日4~80単位である。 ただし、必要により上記用量を超えて使用することがある。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 適用にあたっては本剤の作用時間、1mL当たりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること。
バイアル製剤
一般名:ヒトイソフェンインスリン
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ヒューマリンN注100単位/mL
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- 注射剤の形状
- 白色の懸濁液
- 作用発現時間
- 1~3時間
- 最大作用時間
- 8~10時間
- 作用持続時間
- 18~24時間
- 使用期限
- 2年
- 用法・用量
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- 通常、成人では初期は1回4~20単位を朝食前30分以内に万年筆型注入器を用いて皮下注射するが、ときに回数を増やしたり、他のインスリン製剤を併用する。以後症状及び検査所見に応じて投与量を増減するが、維持量は通常1日4~80単位である。ただし、必要により上記用量を超えて使用することがある。
- 用法・用量に関連する使用上の注意
- 適用にあたっては本剤の作用時間、1mL当たりのインスリン含有単位と患者の病状に留意し、その製剤的特徴に適する場合に投与すること。なお、糖尿病性昏睡、急性感染症、手術等緊急の場合は、本剤のみで処置することは適当でなく、速効型インスリン製剤を使用すること。