[5mg]
[10mg]
PMDA/添付文書
製造販売元:アストラゼネカ(株)、販売:小野薬品工業(株)
- 効能・効果
- 2型糖尿病
1型糖尿病 ※1
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。※2
慢性腎臓病
ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。※3
※1:本剤の適用はあらかじめ適切なインスリン治療を十分に行った上で、血糖コントロールが不十分な場合に限ること。
※2:左室駆出率の保たれた慢性心不全における本薬の有効性及び安全性は確立していないため、左室駆出率の低下した慢性心不全患者に投与すること。
「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療、左室駆出率等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること。[添付文書の17.1.3 参照]
※3:eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、投与の必要性を慎重に判断すること。eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。[添付文書の8.2 参照],[添付文書の9.2.1 参照]
添付文書「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(原疾患、併用薬、腎機能等)を十分に理解した上で、慢性腎臓病に対するガイドラインにおける診断基準や重症度分類等を参考に、適応患者を選択すること。[添付文書の17.1.4 参照]
- 用法・用量
- 2型糖尿病
通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。
1型糖尿病
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはダパグリフロジンとして 5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に 観察しながら10mg1日1回に増量することができる。
慢性心不全、慢性腎臓病
通常、成人にはダパグリフロジンとして10mgを1日1回経口投与する。
- 警告・禁忌
- 【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]