その他(糖尿病合併症)

ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬

一般名:フィネレノン

ケレンディア錠10mg、20mg

ケレンディア錠10mg

[10mg]

ケレンディア錠20mg

[20mg]

PMDA/添付文書

製造販売元:バイエル薬品(株)

効能・効果
2型糖尿病を合併する慢性腎臓病
ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。
用法・用量
通常、成人にはフィネレノンとして以下の用量を1日1回経口投与する。
eGFRが60mL/min/1.73m2以上:20mg
eGFRが60mL/min/1.73m2未満:10mgから投与を開始し、血清カリウム値、eGFRに応じて、投与開始から4週間後を目安に20mgへ増量する。
警告・禁忌
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.イトラコナゾール、リトナビルを含有する製剤、アタザナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル、コビシスタットを含有する製剤、クラリスロマイシンを投与中の患者[添付文書10.1 参照],[添付文書16.7.3 参照]
3. 本剤投与開始時に血清カリウム値が5.5mEq/Lを超えている患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある。]
4.重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[添付文書9.3.1 参照],[添付文書16.6.2 参照]
5.アジソン病の患者[本剤の作用により病態を悪化させるおそれがある。]

SGLT2阻害薬

一般名:ダパグリフロジン

フォシーガ錠5mg、10mg

FXG5mg

[5mg]

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[10mg]

PMDA/添付文書

製造販売元:アストラゼネカ(株)、販売:小野薬品工業(株)

効能・効果
2型糖尿病
1型糖尿病 ※1
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。※2
慢性腎臓病
ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。※3

※1:本剤の適用はあらかじめ適切なインスリン治療を十分に行った上で、血糖コントロールが不十分な場合に限ること。

※2:左室駆出率の保たれた慢性心不全における本薬の有効性及び安全性は確立していないため、左室駆出率の低下した慢性心不全患者に投与すること。
「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療、左室駆出率等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること。[添付文書の17.1.3 参照]

※3:eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、投与の必要性を慎重に判断すること。eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。[添付文書の8.2 参照],[添付文書の9.2.1 参照]
添付文書「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(原疾患、併用薬、腎機能等)を十分に理解した上で、慢性腎臓病に対するガイドラインにおける診断基準や重症度分類等を参考に、適応患者を選択すること。[添付文書の17.1.4 参照]
用法・用量
2型糖尿病
通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。

1型糖尿病
インスリン製剤との併用において、通常、成人にはダパグリフロジンとして 5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に 観察しながら10mg1日1回に増量することができる。

慢性心不全、慢性腎臓病
通常、成人にはダパグリフロジンとして10mgを1日1回経口投与する。
警告・禁忌
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液、インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]

一般名:エンパグリフロジン

ジャディアンス錠10mg、25mg

boehringer_Jardiance_10mg

[10mg]

boehringer_Jardiance_25mg

[25mg]

PMDA/添付文書

製造販売元:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、販売提携:日本イーライリリー株式会社

効能・効果
<ジャディアンス錠10mg・25mg>
2型糖尿病
<ジャディアンス錠10mg>
慢性心不全※
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。

※: 添付文書「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(前治療等)を十分に理解した上で、適応患者を選択すること。[添付文書の17.1.5、17.1.6参照]
用法・用量
2型糖尿病
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる。

慢性心不全
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
警告・禁忌
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3.重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]

一般名:カナグリフロジン

カナグル錠100mg

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[100mg]

PMDA/添付文書

製造販売元/田辺三菱製薬(株)、プロモーション提携/第一三共(株)

効能・効果
2型糖尿病
2型糖尿病を合併する慢性腎臓病
ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。※1

※1:eGFRが30mL/min/1.73m2未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があること、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあることから、新規に投与しないこと。また、本剤投与中にeGFRが30mL/min/1.73m2未満に低下した場合は、投与継続の必要性を慎重に判断すること。[添付文書の8.5 参照],[添付文書の9.2.1 参照]
添付文書「臨床成績」の項の内容を熟知し、臨床試験に組み入れられた患者の背景(原疾患、併用薬、腎機能等)を十分に理解した上で、慢性腎臓病に対するガイドラインにおける診断基準や重症度分類等を参考に、適応患者を選択すること。[添付文書の17.1.4 参照],[添付文書の17.1.5 参照]
用法・用量
通常、成人にはカナグリフロジンとして100mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
警告・禁忌
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2.重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者〔輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない.〕
3.重症感染症,手術前後,重篤な外傷のある患者〔インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない.〕

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