販売名 | 製品画像 | 薬価 |
---|---|---|
ジャディアンス錠10mg |
![]() |
166.00 |
ジャディアンス錠25mg |
![]() |
283.40 |
選択的SGLT2阻害剤 -2型糖尿病・慢性心不全・慢性腎臓病治療剤-
選択的SGLT2阻害剤 -2型糖尿病治療剤-
エンパグリフロジン
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社
〈ジャディアンス錠10mg・25mg〉
2型糖尿病
〈ジャディアンス錠10mg〉
慢性心不全
ただし、慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る。
慢性腎臓病
ただし、末期腎不全又は透析施行中の患者を除く。
〈2型糖尿病〉
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる。
〈慢性心不全、慢性腎臓病〉
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
【禁忌】(次の患者には投与しないこと)
1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
2. 重症ケトーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡の患者
[輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない。]
3. 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
[糖尿病を有する患者ではインスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]
室温保存
3年
処方箋医薬品 注2)
注2) 注意―医師等の処方箋により使用すること
2015年2月
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる。
通常、成人にはエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。
[8.1 参照],[11.1.1 参照]
[8.5 参照],[10.2 参照],[11.1.2 参照]
症状を悪化させるおそれがある。[8.4 参照],[11.1.4 参照]
投与を避けること。ケトアシドーシスを起こすおそれがある。[8.6 参照],[11.1.3 参照]
血糖コントロール改善を目的として投与しないこと。本剤の血糖降下作用が期待できない。[5.3 参照],[8.2 参照],[16.6.1 参照]
血糖コントロール改善を目的とした投与については、その必要性を慎重に判断すること。本剤の血糖降下作用が十分に得られない可能性がある。[5.4 参照],[8.2 参照],[8.5 参照],[16.6.1 参照],[17.1.4 参照]
eGFRが20mL/min/1.73m2未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断すること。本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがある。eGFRが20mL/min/1.73m2未満の患者又は透析を要する腎機能障害患者を対象とした臨床試験は実施していない。
eGFRが20mL/min/1.73m2未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断すること。eGFRが20mL/min/1.73m2未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性がある。また、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがある。eGFRが20mL/min/1.73m2未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。[5.6 参照]
有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。[16.6.2 参照]
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、本剤を投与せず、2型糖尿病患者ではインスリン製剤等を使用すること。本剤の動物実験(ラット)で、ヒトの妊娠中期及び後期にあたる幼若動物への曝露により、腎盂及び尿細管の拡張が報告されている。また、動物実験(ラット)で胎児への移行が報告されている。
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が報告されている1)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
一般に生理機能が低下し、脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがある。[8.5 参照],[11.1.2 参照]
2型糖尿病を対象とした国内外の臨床試験の併合解析において、75歳以上の患者では75歳未満の患者と比較し、本剤25mg群で体液量減少の有害事象の発現割合が高かった。[8.5 参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
---|---|---|
糖尿病用薬
[11.1.1 参照] |
低血糖が起こるおそれがある。特に、スルホニルウレア剤又はインスリン製剤と併用する場合にはスルホニルウレア剤又はインスリン製剤の減量を検討すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を増強する薬剤
|
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が増強される。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤
|
血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 |
血糖降下作用が減弱される。 |
利尿薬
[8.5 参照],[9.1.2 参照],[11.1.2 参照],[16.7.4 参照] |
必要に応じ利尿薬の用量を調整するなど注意すること。 |
利尿作用が増強されるおそれがある。 |
リチウム製剤
|
リチウムの作用が減弱されるおそれがある。 |
リチウムの腎排泄を促進することにより、血清リチウム濃度が低下する可能性がある。 |
低血糖があらわれることがある。低血糖症状が認められた場合には、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこととし、α-グルコシダーゼ阻害薬との併用時にはブドウ糖を投与すること。[8.1 参照],[8.9 参照],[9.1.1 参照],[10.2 参照],[17.1.3 参照]
口渇、多尿、頻尿、血圧低下等の症状があらわれ脱水が疑われる場合には、休薬や補液等の適切な処置を行うこと。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告されている。[8.5 参照],[9.1.2 参照],[9.2 参照],[9.8 参照],[10.2 参照]
ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)があらわれることがある。[8.6 参照],[9.1.4 参照]
腎盂腎炎、外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)があらわれ、敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。[8.4 参照],[9.1.3 参照]
0.1~5% |
0.1%未満 |
|
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感染症 |
尿路感染、膀胱炎、外陰部腟カンジダ症、無症候性細菌尿 |
外陰部腟炎、細菌性腟炎、トリコモナス症 |
生殖系障害 |
亀頭包皮炎、陰部そう痒症 |
亀頭炎、外陰腟そう痒症、外陰腟不快感 |
代謝及び栄養障害 |
高脂血症 |
体液量減少 |
血液及びリンパ系障害 |
血液濃縮 |
|
神経障害 |
めまい |
味覚異常 |
胃腸障害 |
便秘 |
腹部膨満 |
皮膚及び皮下組織障害 |
そう痒症、発疹 |
湿疹、じん麻疹 |
腎及び尿路障害 |
頻尿、多尿、排尿困難 |
尿量増加、尿意切迫 |
一般・全身障害 |
口渇 |
空腹感 |
臨床検査 |
体重減少 |
血中ケトン体陽性、尿中ケトン体陽性 |
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。
(更新確認日:2025年8月29日)
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