プライマリケアでのCGM導入、HbA1c改善と入院リスク低下に関連

血糖管理におけるCGMの有用性は多くの研究報告により支持されている。それにもかかわらずCGMの導入の多くは専門医によって行われており、大半の糖尿病患者が受診しているプライマリケアでCGMが導入されることは少ない。Milosavljevic氏らは、プライマリケアでCGMを導入することの有用性を、米国内の大規模なプライマリケアネットワーク内のクリニック、18施設の医療記録を用いて検討した。
2022年8月1日~2025年8月1日に少なくとも1回プライマリケアを受診した18歳以上の成人糖尿病患者のうち、インスリン治療を行っていて、過去2年以内のCGM使用経験のない8,502人を解析対象とした。研究期間中にプライマリケア以外でCGMが導入された患者は除外されている。平均年齢は62.3±14.6歳、女性が56.0%、BMI30.4±7.2、HbA1c8.4±2.4%であり、過去1年以内に26.4%が入院し、26.5%が救急外来を受診していた。
全体の28.1%に当たる2,392人が、プライマリケアでCGMを導入されていた。CGMが導入された患者は非導入群に比べて、若年で民間医療保険加入者が多く、また、ベースラインのHbA1cが高くて細小血管合併症が多い傾向があった。
人口統計学的因子やBMI、ベースラインのHbA1c、保険加入状況などの共変量を調整後、CGM導入群では12カ月間でHbA1cが0.66(95%信頼区間0.57~0.75)パーセントポイント(pp)低下したことが示された。一方、非導入群の低下幅は0.17(同0.08~0.27)ppであり、低下幅に有意な群間差が認められた(-0.49〔-0.62~-0.35〕pp)。
研究期間中に、3,829件の入院と4,619件の救急外来受診が記録されていた。プライマリケアでのCGMの導入は、再入院のリスク低下(ハザード比〔HR〕0.87〔0.77~0.98〕)、および救急外来受診のリスク低下(HR0.82〔0.74~0.91〕)と関連していた。
Milosavljevic氏は、「私は内分泌専門医としてCGMの効果を目の当たりにしてきた。糖尿病患者の多くは専門医ではなく、かかりつけ医の診療を受けていることを考慮すると、プライマリケアを担う医療チームには、糖尿病患者をサポートする大きな機会が開けていると言える」と述べている。
[HealthDay News 2026年7月14日]
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