アボットの「FreeStyleリブレ」が50周年記念ガリアン賞で最優秀賞を受賞 450万人の糖尿病患者の生活に違い
isCGMは世界の450万人の糖尿病患者の生活に違いをもたらした
50周年記念ガリアン賞は、2019年までに同賞を受賞した5カテゴリー250製品から選出された。FreeStyleリブレシステムは、2019年米国ガリアン賞で最優秀医療技術賞を受賞している。同賞は、バイオ医薬品や医療技術の分野でノーベル賞に相当するとも称されている。
アボットの「FreeStyleリブレ」は、持続グルコース測定技術を用いた世界をリードするデバイス。糖尿病治療に重要な血糖情報を継続的にモニタリングし、遠隔で医師と共有することもできる。そのユーザーは、「FreeStyleリブレLink」アプリを使用することで、スマートフォンを使って迅速かつさりげなくセンサーをスキャンすることが可能になる。また、糖尿病を有する人々は、自身の血糖データを「リブレView」を介して医師と共有することができる。
「アボットのFreeStyleリブレ製品群は、これまでの指先穿刺を必要とすることがないため、糖尿病患者さんの生活に大きな違いをもたらしました。現在、世界中で約450万人の患者さんが、この人生に大きな違いをもたらす技術を利用して糖尿病を管理し、転帰を改善することで、より充実した健康的な毎日をおくっています」と、同社では述べている。
Abbott Diabetes Careでは、他の代表的な個人用センサー式血糖値測定システムの利用者数と比較した、FreeStyleリブレのポートフォリオの世界中の利用者数にもとづくデータをまとめている。
「50周年記念ガリアン賞は、過去50年間で人類の健康状態を改善させた世界的な最優秀の革新を称えるものです。これらの特筆すべき革新を実現した企業の、変化を恐れない大胆な情熱が命を救う製品の開発へとつながっています」と、同財団では述べている。
アボットは、長年にわたり医薬品および医療技術の分野で、その革新性に対し、Humira、MitraClip、FreeStyleリブレなどでガリアン賞を11回受賞している。
なお、同社ではFreeStyleリブレについて、「血糖値確認マークが表示された場合、システムの測定値と症状が異なる場合、測定値が不正確である疑いがある場合、高/低血糖が原因と考えられる症状が認められた場合には、治療法の決定のために指先穿刺による血糖測定が必要となります」としている。
FreeStyleリブレ 医療関係者向けサイト (アボットジャパン)
FreeStyleリブレ 患者さん向けサイト (アボットジャパン)
血糖トレンドの情報ファイル (糖尿病ネットワーク)
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