糖尿病患者の血糖トレンドを家族や介助者が確認 血糖トレンド見守りアプリ「リブレLinkUp」 アボット
糖尿病患者を見守り、家族や介助者が血糖管理をサポート
「リブレLinkUp」を利用すると、糖尿病患者自身がスマートフォンをかざすことで、日常の糖尿病管理に用いることができるスマートフォンアプリ「FreeStyleリブレLink」で記録したグルコースデータを、患者の許可を受けた家族や介助者などが遠隔から確認することができる。
「FreeStyleリブレLink」は、FreeStyleリブレセンサーと連動するよう設計されたスマホアプリ。患者が日常的に使用しているスマホでいつでも、どこでも、またより自然なかたちでグルコース値を測定でき、糖尿病の自己管理に使用できる。
糖尿病患者が「FreeStyleリブレLink」アプリでスキャンすると、家族や介助者が「リブレLinkUp」でグルコース測定値の通知を受けるとともに、患者の現在のグルコース値と過去12時間のグルコース値の履歴を表示することが可能。また、直近14日間のログ(グルコース値のスキャン結果、グルコース値トレンド矢印)を表示することもできる。
これらの機能により、たとえば遠く離れて暮らす高齢の家族の状態を見守ったり、親が子どもの血糖トレンドの状況を確認するなど、患者のより良い糖尿病管理をサポートすることができる。
東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授の西村理明先生は次のように述べている。
「血糖コントロールは糖尿病の管理において極めて重要です。リブレLinkUpにより、家族や介助者は糖尿病患者の状況をより良く把握し、サポートすることができるようになります。リブレLinkUpは、FreeStyleリブレLink、リブレViewとともに、糖尿病患者にとって極めて重要な情報を提供し、糖尿病の管理をサポートします。アボットは今後も、革新的な技術を、必要としている糖尿病患者に提供してまいります」と、同社では述べている。
アボットは、「リブレLinkUp」のリリースにより、「FreeStyleリブレLink」、医療従事者が血糖トレンドを分かるレポートを提供するクラウドベースのデータ管理システムである「リブレView」と、3つのFreeStyleリブレ デジタルヘルスツールによる統合的な糖尿病管理のソリューションを提供し、糖尿病患者のより良い糖尿病治療に貢献したいとしている。