「学び直す糖尿病・内分泌の薬理学」のご紹介【糖尿病・内分泌プラクティスWeb】

2025.07.15
今回は、有料会員コンテンツ「糖尿病・内分泌プラクティスWeb」より、「学び直す糖尿病・内分泌の薬理学」をご紹介します。
本コーナーでは糖尿病・内分泌疾患のバックボーンを織りなす基礎医学領域の知識体系について解説いただいております。
2025年度のテーマは「薬理学」です。

薬物の生体内動態 ―吸収―

安西尚彦/千葉大学 大学院医学研究院 薬理学教室 教授
大内基司/千葉大学 大学院看護学研究院 健康増進看護学講座 教授
小林俊介/日本医科大学千葉北総病院 糖尿病・内分泌代謝内科 病院講師

生体に投与された薬物が効果を出すためには、何らかの方法によって薬物が目的とする作用部位へと到達する必要がある。薬物の投与方法にはさまざまなものがあるが、全身に薬物を運ぶ血流に直接薬物を乗せる静脈投与や動脈投与以外の方法で薬物が投与された場合、例えば臨床で利用されている経口投与や筋肉注射、坐剤による直腸内投与などの場合には、投与された部位から血流に薬物が乗るために「吸収(absorption)」という重要なプロセスを踏む。・・・

薬物の生体内動態 ―代謝と排泄―

石川智久/静岡県立大学薬学部薬理学分野 教授

薬物が生体に投与されると、その多くは小腸から吸収され、門脈を経て、肝臓を通過する。この過程で、薬物の一部は代謝される。その後、薬物は血流によって体内の各組織に分布し、標的分子に作用する。そして、尿中や胆汁中に排泄される。効果を発揮するために必要な作用部位における薬物濃度は、こうした薬物の体内動態により決定される。・・・

臨床における薬物動態

大平実佳/自治医科大学附属病院 薬剤部
今井 靖/自治医科大学附属病院 薬剤部 薬剤部長/薬理学講座 臨床薬理学部門 教授

臨床現場で用いられる薬物について“どのような薬(what)を” “どのように(how)”使うかと考えながら診療に従事するが、薬物動態(pharmacokinetics)を理解することで、年齢や合併症などで患者に薬物療法を最適化させる際に役立つと考えられる。本稿では臨床現場に役立つ薬物動態のポイントを解説する。・・・

過去テーマのご紹介

2023年度は「生理学」、2024年度は「生化学」をテーマに解説をいただいております。あわせてお読みください。

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