第4回 運動療法、具体的に何を提案できる?患者さん個人の事情を踏まえた選択を

  • 児島 悠史 (薬局薬剤師・株式会社sing取締役・Fizz-DI代表)
2021.10.29
prev next
pharmacy004

 運動療法は、糖尿病治療の重要な柱のひとつです。糖尿病だけでなく高血圧や脂質異常症の改善にも有益で、さらに運動不足や加齢によって衰えた筋力や心肺機能の向上も期待でき、運動そのものの爽快感はQOLを高めることにもつながります。
 一方で、無理な運動はケガにつながるほか、運動による血圧上昇・心拍数増加が身体に負担をかけることもあります。そのため、運動療法を提案する際には患者さんの体力や運動能力、年齢、体重、嗜好を踏まえたうえで、その人にとって安全で最適な運動の種類や強度を見極める必要があります。

 こうした運動療法は、かかりつけの医療機関にて医師や理学療法士などが指導にあたることが基本的ではありますが、調剤薬局においても患者さんより質問されることも少なくないと思います。今回は、そんな運動療法について理解を深め、調剤薬局でもフォローができるよう、もう少し具体的な提案について考えたいと思います。

ポイント①運動療法に期待できるメリット

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

SGLT2阻害薬を高齢者でどう使うか 週1回注射のインスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防
糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病性腎症患者に対する療養支援 持続可能な糖尿病運動療法 苦労しています、服薬指導-短時間で患者の心を掴み、リスク回避! 進化する1型糖尿病診療 多職種連携による肥満治療
糖尿病と歯周病の最新エビデンス 甲状腺結節の日常臨床での取り扱い 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術の最新エビデンス- 骨粗鬆症 脂質異常症 コレステロール低下薬 がんと糖尿病
インスリンの種類と使い方 糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント[経口薬] インスリンポンプ・持続血糖測定器 血糖推移をみる際のポイント
糖代謝の調節機構 脂質の代謝 リン酸化によるシグナル伝達 タンパク質とアミノ酸の代謝

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料