第13回 スルホニル尿素(SU)薬(3)

  • 加藤 光敏 (加藤内科クリニック院長)
2014.01.15
prev next

 第3回はSU薬使用の心構えと他の薬との併用です。SU薬は安価でかつ強力なインスリン分泌刺激作用が特徴的です。この薬剤をどんな症例に用いたら良いでしょうか?教科書的には「分泌能が残存するインスリン分泌不全症例に適応。インスリン抵抗性の高い例はインスリン抵抗性改善薬を選択し空腹感に伴う肥満助長を防ぐ。」というのが模範解答でしょう。しかしいかがでしょうか?「血統よりも、乳を出す雌牛は良い雌牛」という諺が外国にありますが、「血糖を下げる薬はどんな薬でも良い薬」というのが真実です。なにせ血糖低下に我々はこれだけ苦労しているのですから。

SU薬をどのように考えるか

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病診療・療養指導に役立つ会員向けコンテンツ
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
=必須項目
半角英数記号8文字以上
当サイト利用規約

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料