第5回 チアゾリジン薬

  • 加藤 光敏 (加藤内科クリニック院長)
2012.01.15

ピオグリタゾンについて

 インスリン抵抗性改善薬ピオグリタゾン(アクトス®錠/以下本剤)は2型糖尿病を適応疾患として1999年に上市されました。核内受容体のPPARγに作用し、脂肪細胞の分化を促進、肥大化した脂肪細胞を正常の小型脂肪細胞に置き換えます。これにより筋肉・肝臓・脂肪での糖取り込みを促進、肝臓で糖新生を抑制し血糖値を低下させます。またTNF-α、IL-6等の悪玉アディポサイトカインが低下し、抗動脈硬化作用を持つアディポネクチンの血中濃度が3倍等に上昇。またマクロファージに対する抗炎症作用や血管内皮機能改善など多くの研究結果が報告されています。15~30mgを1日1回朝食前後に服用し、最大用量は45mg。唯一のチアゾリジン系薬剤ですが、ジェネリック薬品は18社から発売されています。

大規模臨床試験から

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