第4回 FIGARO-DKD

2022.07.10
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連載:STUDY 新・そこが知りたかった 糖尿病の大規模臨床試験
第4回 FIGARO-DKD
Vol.39 No.4(2022年7・8月号)pp.473-476

2022年7・8月号 目次

Pitt, B., Filippatos, G. et al. ; FIGARO-DKD Investigators : Cardiovascular Events with Finerenone in Kidney Disease and Type 2 Diabetes. N Engl J Med, 385 : 2252〜2263, 2021.

公益財団法人日本生命済生会 日本生命病院 糖尿病・内分泌センター
住谷 哲 ● Sumitani, Satoru

はじめに

 レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(renin-angiotensin-aldosterone:RAA)系の過活性化(overactivation)が動脈硬化性心血管疾患や糖尿病性腎臓病の進展と関連していることが知られています.ACE阻害薬であるカプトプリルのCollaborative Study,ARBであるロサルタンのRENAAL試験などのRCTにおいて,腎症を合併した糖尿病患者でRA系(renin-angiotensin system:RAS)を阻害することで予後が改善されることが報告されました.しかしRAA系の最後に位置するアルドステロンを阻害することでCKDを伴う2型糖尿病患者の予後が改善するかについては,これまで明確なエビデンスはありませんでした.

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