第4回 ヘミングウェイとうつと糖尿病 ─病は遺伝してしまう?─

2022.07.10
prev next
連載:SPOT 歴史人物の病を量る
第4回 ヘミングウェイとうつと糖尿病 ─病は遺伝してしまう?─
Vol.39 No.4(2022年7・8月号)pp.458-459

2022年7・8月号 目次

大川内幸代 Okawauchi, Sachiyo
医療法人豊田会 刈谷豊田東病院 内科

はじめに

 ノーベル文学賞作家であるアーネスト・ミラー・ヘミングウェイは1899年7月21日,イリノイ州シカゴ郊外のオークパークに生まれた.1917年,高校卒業直前に兵役志願したが不合格となり,叔父の推薦でカンザスシティーの新聞,スター紙の記者となるが7カ月で退職,イタリア軍付属の赤十字要員として第一次世界大戦の北イタリア戦線におもむき重傷を負った 1).戦後は1921年1月よりカナダのトロント・スター紙の記者となった.その年の末に特派員としてパリに渡ったヘミングウェイは,文学者グループに入り作家を目指した.1923年,詩と短編小説を集めた作品をパリで出版,1926年の「日はまた昇る」で有名作家となり,その後「武器よさらば」「誰がために鐘はなる」などを発表.1954年「老人と海」でノーベル文学賞を受賞.1961年,うつ病加療の退院後,猟銃で自殺を遂げた 2~4)

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料