糖尿病合併妊娠におけるインスリンデテミルとほかの基礎インスリンが先天性奇形や周産期・新生児期死亡リスクに及ぼすリスクの比較検討

2022.05.15
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連載:OVERSEAS
糖尿病合併妊娠におけるインスリンデテミルとほかの基礎インスリンが先天性奇形や周産期・新生児期死亡リスクに及ぼすリスクの比較検討
Vol.39 No.3(2022年5・6月号)pp.329-331

2022年5・6月号 目次

訳と紹介
吉田絵里子 Yoshida, Eriko
石垣 泰 Ishigaki, Yasushi
岩手医科大学 内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科分野

背景

 糖尿病合併妊娠において血糖コントロール不良は,母体および胎児に悪影響を及ぼすリスクを高める.欧州では糖尿病合併妊婦において,重度の先天性奇形発生率は約4〜6%,周産期死亡率は約3%と報告されている.
 インスリンデテミルは吸収速度が遅く代謝効果が長い長時間作用型の基礎インスリンアナログで,中間型インスリンやインスリングラルギンと比較し空腹時血糖に対する効果が安定しており,重度の低血糖や先天性奇形のリスクを低下させる可能性がある.基礎インスリンアナログのなかで,欧州連合ではデテミルとグラルギンの妊婦への使用を考慮可能としており,インスリンアナログは現在妊婦に幅広く使用されている.

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