6.糖尿病性足病変の感染症対策 ─IWGDFの国際ガイドラインから─
2022.07.10
特集■糖尿病性足病変:治療の実践を見直す
─歩いて外来に通い続けるために─
6.糖尿病性足病変の感染症対策 ─IWGDFの国際ガイドラインから─
Vol.39 No.4(2022年7・8月号)pp.414-418
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6.糖尿病性足病変の感染症対策 ─IWGDFの国際ガイドラインから─
Vol.39 No.4(2022年7・8月号)pp.414-418
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尹 庸*1 Yoon, Yong
海透修子*1 Kaito, Shuko
河野茂夫*3 Kono, Shigeo
荒田 順*2 Arata, Jun
松田翔太*1 *1 Matsuda, Shota
*1 国立病院機構京都医療センター 形成外科,*2 滋賀医科大学 形成外科*3 国立病院機構京都医療センター WHO 糖尿病協力センター
はじめに
糖尿病性足病変(diabetic foot)のフットケアや治療戦略において糖尿病足感染症のマネジメントは,救肢のために重要なキーポイントのひとつである.
本稿では糖尿病性足病変国際ワーキンググループ(International Working Group on the DiabeticFoot:IWGDF)の国際ガイドライン(2019) 1)に基づいた抗菌薬治療を中心とした糖尿病足感染症対策の要点と従来からの変更点を紹介する.IWGDFによる2019年の糖尿病足感染症ガイドラインのなかでも,特に抗菌薬の投与方法や期間などは重要な改訂点であり,国際状況も含めて具体的に解説する.
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