糖尿病の食事療法 「個別化に向けての取り組み」 ─エネルギー摂取量─

2022.01.15
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連載:FORUM 食事 ■DIET 第1回
糖尿病の食事療法
「個別化に向けての取り組み」
─エネルギー摂取量─
Vol.39 No.1(2022年1・2月号)pp.072-074

2022年1・2月号 目次

長井直子* 1 Nagai, Naoko
西澤 均* 2 Nishizawa, Hitoshi
* 1 大阪大学医学部附属病院 栄養マネジメント部
* 2 大阪大学大学院医学系研究科 内分泌・代謝内科学

はじめに

 糖尿病の食事療法は,運動療法・薬物療法とともに糖尿病治療の3本柱のひとつである.同時に,食事は一人ひとりの生活の質に大きく関わり,幼少期から培われた食習慣や好みなどが反映される.そのため,「食事療法の個別化」が重要視されており,病態だけでなく食行動や食嗜好など,また患者の意向や性格なども考慮することが求められている.つまり病態の是正だけでなく,患者自身による長期的な実践と生活の質の維持のためにも「食事療法の個別化」が必要とされる.
 食事療法の基本は,①適正な総エネルギー摂取量,②栄養素のバランスと適正な食品構成,③規則正しい食事摂取である.入院中の栄養管理から外来の栄養食事指導まで,どのような「個別化」が実践できるのかを,当院の取り組みなどを紹介しながら考えてみたい.

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