持続血糖モニターによる糖尿病診療(2)CGM の国際標準化:標準化CGM 指標とAGP レポート

2020.03.15
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連載:FORUM  検査 ■LABORATORY MEDICINE 第2回
持続血糖モニターによる糖尿病診療(2)CGM の国際標準化:標準化CGM 指標とAGP レポート
Vol.37 No.2(2020年3・4月号)pp.211-213

鳥本 桂一 Torimoto, Keiichi
産業医科大学医学部 第1 内科学講座

はじめに

 持続血糖モニター(continuous glucose monitoring: CGM)を用いることで血糖動態が可視化され,糖尿病診療における多くの可能性がもたらされていることを前号の第1回目で述べた.実地臨床の現場でもCGM利用者は年々増加しているが,医療従事者・糖尿病患者双方が情報を共有しながら,有効に活用している機会はいまだ少ない.これらの原因としては臨床医のCGM 活用技術の不足に加えて,統一された簡便なCGM指標がない点や視覚化する標準化されたソフトウェアがない点が挙げられていた.このような背景からCGMの国際標準化が進み,本年コンセンサスレポートが発表1)された.第2回の本稿では,CGM指標に関するコンセンサスレポートについて,その背景や活用方法も含めて概説する.

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