第18回 SGLT2阻害薬 (5)
2015.04.15
今回第6番目のSGLT2阻害薬(以下SGLT2i)エンパグリフロジンが発売され6種7製品と なりました。最近の研究ではSGLT2iの糖毒性解除効果も注目されつつあり(文献1)、日本での副作用懸念、処方数鈍化とは裏腹に米国ではカナグリフロジンがシタグリプチンの処方数を上回るなど着実に伸びています。昨年のこの連載を読んでいただいた先生方から、同剤について良い質問がいくつも寄せられましたので、その内容も踏まえ解説したいと思います。