Vol.10 「今さら?」いいえ、もう一度。インスリンの基本

  • 浜野 久美子 (関東労災病院 糖尿病・内分泌内科 部長)
2022.07.01
prev next

インスリン製剤の種類は多く、それぞれに形状や規格が異なる上、新しい薬剤も登場しており、現場の周知徹底や患者さんへの指導は課題の一つではないでしょうか。インスリン製剤についてはぜひ、「今さら?」と言わず、もう一度しっかり基本をおさえましょう。

[インスリン製剤の作用時間]
 インスリン製剤は、「作用発現時間」と「作用持続時間」によって、超速効型、速効型、中間型、持効型溶解、混合型、配合溶解の6種類に分けられます〈図1〉。最近では、従来の超速効型よりもさらにインスリンの吸収速度が速い薬剤も登場しています。これらのインスリン製剤を使い分け、生理的なインスリン動態に近くなるようにインスリンを補います。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病診療・療養指導に役立つ会員向けコンテンツ
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
=必須項目
半角英数記号8文字以上
当サイト利用規約

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

スポーツとメンタルヘルス関連ホルモン 骨格筋ホルモンの代謝への影響・関連
糖尿病合併高血圧のマネージメント CKD合併高血圧のマネージメント(生活習慣修正・降圧薬治療) 本態性高血圧と血管調節異常、神経調節異常、ナトリウム調節異常 内分泌性二次性高血圧アップデート
肥満の外科治療-減量・代謝改善手術の最新エビデンス- 甲状腺結節の診断・経過観察の最新エビデンス 原発性アルドステロン症治療の最新エビデンス
糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~ 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)
タンパク質とアミノ酸の代謝 脂質の代謝 糖代謝の調節機構

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料