私の糖尿病50年 糖尿病医療の歩み インスリン治療と低血糖 後藤 由夫 (東北大学名誉教授、東北厚生年金病院名誉院長) 2015.10.21 prev next 1. 血糖の恒常性 糖尿病は血糖が異常に高くなる状態(高血糖)である。血糖は血液に含まれるブドウ糖(グルコース)で、普通は500mLの缶ビールに小さな角砂糖(6g)の1/10個を入れたくらいの濃度である。炭水化物の多いものを食べると血糖は上昇して150mg/dLくらいになるが、糖尿病では 200~300mg/dLにもなる。また1日絶食しても70mg/dL以下になることは少ない。事故などで1カ月間も食物をとらず、水だけをとっていても、血糖60~80mg/dLでそれ以下になることはない。 食物をとらないでも血糖が下がらないのは、体の脂肪や蛋白質が分解して脂肪酸やアミノ酸となって、それが肝臓でブドウ糖に合成されて放出されるからである。これを糖新生という。 続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。 ・糖尿病診療・療養指導に役立つ会員向けコンテンツ ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開 ログイン 無料登録をして続きを読む ※=必須項目 職種 ---医師薬剤師看護師・保健師管理栄養士・栄養士検査技師理学療法士製薬・医療機器企業関係者その他医療従事者 現在の勤務先 ---病院糖尿病専門の診療所一般診療所調剤薬局ドラッグストア保健指導実施機関介護施設関連製薬・医療機器企業民間企業官公庁関連団体その他 勤務先の都道府県 ---北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県海外 メールアドレス パスワード 半角英数記号8文字以上 利用規約に同意する 当サイト利用規約 会員登録