メンデルランダム化を用いたACEと2型糖尿病発症リスクの解析

2020.11.15
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連載:OVERSEAS
メンデルランダム化を用いたACEと2型糖尿病発症リスクの解析
Vol.37 No.6(2020年11・12月号)pp.722-725
Pigeyre, M., Sjaarda, J. et al. : ACE and Type 2 Diabetes Risk : A Mendelian Randomization Study. Diabetes Care, 43 : 835〜842, 2020.
“Copyright © 2020 American Diabetes Association From Diabetes Care®, Vol. 43, 2020 ;835-842 Reprinted with permission from The American Diabetes Association.”

訳と紹介
柳澤 慎之介 Yanagisawa, Shinnosuke
一色 政志 Isshiki, Masashi
埼玉医科大学 内分泌糖尿病内科

背景・目的

 糖尿病は心血管病の重要な危険因子であるが,その世界的有病率は過去25年間で2倍に増加しており,糖尿病発症予防への対策が急務である.心血管病ハイリスク患者に対して,ACE阻害薬は2型糖尿病発症リスクを低下させることがいくつかの大規模ランダム化比較試験(RCT)で示唆されている.一方,耐糖能障害または空腹時血糖高値群に対して行われたRCT(DREAM 試験)では,ACE阻害薬の2型糖尿病発症抑制効果が有意に低いことが報告されている.したがって,ACE阻害薬と2型糖尿病の発症リスクの因果関係は十分明らかになってはいない.

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