2型糖尿病における胃バイパス手術による体重減少後の腎および心血管アウトカム:心腎のリスク抑制はアテローム動脈硬化に対するベネフィットを上回る

2021.03.15
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連載:OVERSEAS
2型糖尿病における胃バイパス手術による体重減少後の腎および心血管アウトカム:心腎のリスク抑制はアテローム動脈硬化に対するベネフィットを上回る
Vol.38 No.2(2021年3・4月号)pp.222-228

2021年3・4号 目次

Liakopoulos, V., Franzén, S. et al. : Renal and Cardiovascular Outcomes After Weight Loss From Gastric Bypass Surgery in Type 2 Diabetes : Cardiorenal Risk Reductions Exceed Atherosclerotic Benefits.Diabetes Care,43 : 1276~1284, 2020.
“Copyright © 2020 American Diabetes Association From Diabetes Care®, Vol. 43, 2020 ;1276-1284 Reprinted with permission from The American Diabetes Association.”

訳と紹介
片倉 幸乃 Katakura, Yukino
金藤 秀明 Kaneto, Hideaki
川崎医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科

はじめに

 肥満と2 型糖尿病は,心血管疾患(CVD),腎疾患と強く関連していることが知られている.糖尿病の有無にかかわらず,重度肥満患者では末期腎疾患のリスクは有意に上昇すると報告されている.また,糖尿病とは独立して,重度の肥満は慢性腎臓病(CKD)の進展リスクである蛋白尿とも関連するとされる.

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