4.最近のインスリン注入デバイスの進歩と今後の動向
2021.05.15
特集■インスリン:新たな百年紀へ─最近の製剤の進歩を含めて─
4.最近のインスリン注入デバイスの進歩と今後の動向
Vol.38 No.3(2021年5・6月号)pp.312-318
4.最近のインスリン注入デバイスの進歩と今後の動向
Vol.38 No.3(2021年5・6月号)pp.312-318

髙橋 紘 Takahashi, Hiroshi 西村 理明 Nishimura, Rimei
東京慈恵会医科大学内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科
はじめに
糖尿病治療におけるインスリン療法では,一般的にペン型インスリン注入デバイスを使用することが多い.しかし,現時点で使用可能なペン型インスリン注入デバイスは,インスリンの単位数および投与時間を正確に記録する機能が搭載されておらず,したがって残存インスリン量(投与後に作用を失っておらず体内に効果が残っているインスリン量)を認識することはできない.そのため,インスリンを打ち忘れたり,適切なインスリン単位数が投与されないなどの理由により,血糖コントロールが改善しないことがありえる.
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