1.イメグリミンの作用機序

2022.05.15
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糖尿病とミトコンドリア
─両者の多様な関係性と創薬の視点─
1.イメグリミンの作用機序
Vol.39 No.3(2022年5・6月号)pp.258-263

2022年5・6月号 目次

飯田 雅 Iida, Hitoshi
綿田裕孝 Watada, Hirotaka
順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学

はじめに

 糖尿病はインスリンの量的・質的な作用不足による慢性の高血糖を主徴とする代謝疾患群と定義される.膵 β 細胞機能障害によるインスリン分泌不足の結果,肝糖放出抑制が不十分になり,かつ末梢のインスリン標的臓器である肝臓・脂肪・筋での糖取り込み障害が生じ,高血糖に至る.イメグリミンの作用機序は明確ではない点が多いが,一部にはミトコンドリア機能を改善させることで糖尿病の根幹の病態を改善させ,血糖を低下させる可能性が指摘されている.本稿では,イメグリミンの血糖降下作用について概説する.

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