5.眼科医と眼科メディカルスタッフが知っておきたい糖尿病の全身管理

2021.07.15
特集■糖尿病網膜症診療 Update
─最新の知見からチーム医療の現状まで─
5.眼科医と眼科メディカルスタッフが知っておきたい糖尿病の全身管理
Vol.38 No.4(2021年7・8月号)pp.437-442

2021年7・8月号 目次

西村 明洋 Nishimura, Akihiro  森 保道 Mori, Yasumichi
虎の門病院 内分泌代謝科 糖尿病・代謝部門

はじめに

 ここ10 年間の糖尿病診療の変遷をさかのぼってみると,2009 年にdipeptidyl-peptidase 4(DPP-4)阻害薬,翌年にglucagon-like peptide-1(GLP-1)受容体作動薬,2014 年にsodium-dependent glucosetransporter 2(SGLT2)阻害薬が国内で新規に発売され,糖尿病の治療戦略は大きく変化した.また,数々の質の高い臨床試験によって糖尿病診療のエビデンスも蓄積され,新たな概念も複数提唱され始めている.これらに伴って国内外の糖尿病診療ガイドラインもその内容が大きく改訂されており,糖尿病専門医以外でも知識のアップデートが必要となっている.そこで,本稿前半では糖尿病の全身管理を行ううえでの注意点について,近年のガイドラインにおける変更点などを含めて解説する.

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