4. 看護においてスティグマはどう考えられてきたか

2021.03.15
特集■糖尿病:社会的スティグマへのアドボカシー活動の現状―糖尿病とともに無理なく不利なく暮らせるために―
4. 看護においてスティグマはどう考えられてきたか
Vol.38 No.2(2021年3・4月号)pp.175-182

黒江 ゆり子 Kuroe, Yuriko
岐阜県立看護大学

はじめに

 「糖尿病である前に,わたしはわたしです.毎朝,『今日の値(血糖値)は?』と親は最初に聞いてきます.そのことにとてもフラストレーションを感じています.わたしは,値(血糖値)などではなく,ひとりの人間なのです.多くの人々もそうです.『腹を立てているように見えるね.血糖値が低いんじゃないの?』と言われることもあります」1)と,フォーカスグループインタビューに参加したA さんは語る.また,「本当に親しい人には言えないっていうか……糖尿病で血糖値が高いっていうのは,……本人が不摂生をしているような印象がすごくあるので,……そういう病気なんだなっていうのは思いますね.発症した後の治療は本人の意思の力っていうのがすごくあるじゃないですか.そうすると,自分がやっぱり弱い人間だからそうなったっていう負い目を感じちゃうんですよね」2)と,治療中のB さんは語る.さらに,「糖尿病のことは誰にも話さないようにしています.とても親しい友達以外は…….話すべきでしょうか? 自分の弱点をさらす必要はないと思います」3)と,インタビューを受けたC さんは語る.

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