2.糖尿病網膜症診療におけるAI(artificial intelligence)の役割

2021.07.15
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特集■糖尿病網膜症診療 Update
─最新の知見からチーム医療の現状まで─
2.糖尿病網膜症診療におけるAI(artificial intelligence)の役割
Vol.38 No.4(2021年7・8月号)pp.411-417

2021年7・8月号 目次

安川 力 Yasukawa, Tsutomu
名古屋市立大学大学院医学研究科 視覚科学

はじめに

 「人工知能」または「AI(artificial intelligence)」と聞いて,知らないと答える人はほとんどいない世のなかになった.AI 家電製品や,囲碁・将棋のAI による優劣実況判定など,「AI」という言葉が日常でも汎用されている.AI はこれまでも開発ブームがあったが,今回の第三次ブームで大きく実用化に至った理由として,これまで障壁となっていたコンピューターの性能が向上し,膨大な量のデータ(ビッグデータ)の処理が可能となったことや,小型化や通信機能の進歩が挙げられる.さらに,脳の神経回路を模した多層の疑似ニューラルネットワークで構築された機械学習の一種である深層学習(ディープラーニング)の登場が寄与するところが大きい.これにより,「画像」「音声」「自然言語」などのデータ解析や処理においてAIの実用化が進むこととなった.

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