6.糖尿病性腎症の栄養食事療法 ─微量アルブミン尿期・保存期・不全期(透析期)

2022.03.15
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特集■糖尿病性腎臓病:守りから攻めへ
─ネフロン回復への号砲が鳴る─
6.糖尿病性腎症の栄養食事療法
─微量アルブミン尿期・保存期・不全期(透析期)
Vol.39 No.2(2022年3・4月号)pp.175-180

2022年3・4月号 目次

本田佳子 Honda, Keiko
女子栄養大学 栄養学部 医療栄養学研究室

はじめに

 糖尿病性腎症は,長期の糖尿病の罹病期間後あるいは未治療および治療中断などによる持続した血糖コントロール不良から,より短い罹病期間で微量アルブミン尿が出現し,持続性蛋白尿,拡張期血圧の上昇を伴い,糸球体濾過機能が低下する.
 栄養食事療法は,早期腎症の発症阻止,早期腎症から顕性腎症への進行阻止,顕性腎症から透析療法期への進行遅延とともに心血管イベントの抑制などの治療目標に対応し,適正体重の維持,良好な血糖・血圧・脂質の管理などを包括し 1),その実践が推奨される.さらに栄養食事療法は,病期(表12)により異なる病像および進行速度に応じて症例ごとに行う.

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