これからの2型糖尿病治療薬:グルコキナーゼ活性化薬

2021.05.15
prev next
連載:FORUM 薬剤 ■ DRUG 第3回
これからの2型糖尿病治療薬:グルコキナーゼ活性化薬
Vol.38 No.3(2021年5・6月号)pp.338-340

2021年5・6月号 目次

中村 昭伸 Nakamura, Akinobu
北海道大学大学院医学研究院 免疫・代謝内科学教室

はじめに

 グルコキナーゼ活性化薬は,膵 β 細胞と肝臓に作用してユニークな機序を有する経口血糖降下薬で2003 年にはじめて報告された1).本稿では,いままで報告されたグルコキナーゼ活性化薬の臨床試験から得られた知見を中心に,最も開発が進行しているdorzagliatin の第2 相臨床試験(比較的少数の患者に,その安全性・用法・用量を確認する試験)および最近発表された第3 相臨床試験(多数の患者を対象に,標準治療やプラセボ〔偽薬〕との比較をして有効性と安全性を確認する試験)の結果,さらには肝選択的グルコキナーゼ活性化薬であるTTP399 の有効性・安全性についても概説する.

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料