糖尿病内科医にとっての足病変とは

2020.07.15
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連載:FORUM  合併症Ⅱ ■COMPLICATIONⅡ―足病変― 第1回
糖尿病内科医にとっての足病変とは
Vol.37 No.4(2020年7・8月号)pp.459-461

富田 益臣 Tomita, Masuomi
下北沢病院 足病総合センター/糖尿病センター

糖尿病合併症スクリーニングの現状と問題点

 糖尿病の足病変には,足趾や爪の白癬症,足や足趾の変形および胼胝,さらに足潰瘍や足壊疽まで,幅広い病態が含まれる.しかし,このような広い病変すべてを糖尿病内科医が対処しなければならないわけではない.なぜなら足病変をマネジメントする目標は,足潰瘍や壊疽を発症しないことであり,患者の足の胼胝や爪白癬などをすべて治すことではないからである.実際,胼胝や爪白癬のなかには,病変として存在しても処置は必要なく,経過観察でよい場合も多い.この判断を行い,処置すべきか,外科医にコンサルトをすべきか判断するのも内科医の役割である.

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