シャルコー関節症を診察したことがありますか?

2020.09.15
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連載:FROUM 合併症Ⅱ ■ COMPLICATIONⅡ―足病変― 第2回
シャルコー関節症を診察したことがありますか?
Vol.37 No.5(2020年9・10月号)pp.579-582

富田 益臣 Tomita, Masuomi
下北沢病院 足病総合センター/糖尿病センター

はじめに

 シャルコー関節症は主に糖尿病性神経障害の随伴症状として,足や膝などに出現する合併症のひとつであるが,この合併症は早期診断が非常に難しい.この疾患の発症頻度は0.1%,つまり糖尿病患者1,000 人当たり1人と推測されているが,診断の遅れや不正確な診断などにより正確な頻度については把握されておらず,また30%程度は誤診されているという報告もある1, 2).特に診断の遅れによる脱臼や骨折の進行は,骨突出を伴う足全体の変形,二次性に足潰瘍や骨髄炎となり下腿切断の原因となる.初期の症状は足部の腫脹・熱感であり,プライマリーの医療者の初期診断が重要となる.今回はプライマリーケアで知っておくべきシャルコー関節症について解説する.

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