糖尿病と動脈硬化性疾患との関係(2)検査
2020.03.15
連載:FORUM 合併症Ⅰ ■COMPLICATIONⅠ―動脈硬化症― 第2回
糖尿病と動脈硬化性疾患との関係(2)検査
Vol.37 No.2(2020年3・4月号)pp.191-196
糖尿病と動脈硬化性疾患との関係(2)検査
Vol.37 No.2(2020年3・4月号)pp.191-196
粟飯原 賢一 Aihara, Ken-ichi 徳島大学大学院医歯薬学研究部 糖尿病・代謝疾患治療医学分野(寄附講座)
はじめに
糖尿病のみならず,肥満・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病患者の予後は動脈硬化性病変の有無とその重症度に大きく依存することが知られている.ともに終動脈の血流障害によって生じる冠動脈疾患や脳血管障害などは,たとえ救命に成功しても重篤な後遺障害を生じる場合があるため,患者のQOLにも多大な影響を及ぼす.したがって,日常診療で無症状のうちに対象患者の動脈硬化性変化をできるだけ早期に,侵襲なくかつ簡便に評価できることが,望ましい.糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル
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