2型糖尿病患者の胃運動

2021.09.15
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連載:FORUM 合併症Ⅰ■COMPLICATIONⅠ─胃麻痺─ 第2回
2型糖尿病患者の胃運動
Vol.38 No.5(2021年9・10月号)pp.572-574

2021年9・10月号 目次

菅沼 由美 Suganuma, Yumi
秋田大学大学院医学系研究科 代謝・内分泌内科学講座

はじめに

 胃の弛緩は迷走神経によって調節され,糖尿病の長きにわたる経過により機能異常を示し,糖尿病胃腸症を引き起こす.前回(38巻4号)は糖尿病と胃を中心とした消化管運動との関連について説明した.糖尿病患者の場合,胃排出遅延と消化器症状の程度は一致しておらず,胃排出遅延しても消化器症状の程度は軽度の場合もあると報告されている1).今回はわれわれが行った研究を基に,2型糖尿病患者の胃運動を中心に解説していきたい.

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