患者の「自己管理」を実現するための主治医の役割

2021.07.15
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連載:FORUM 自己管理 ■SELF CARE 第1回
患者の「自己管理」を実現するための主治医の役割
Vol.38 No.4(2021年7・8月号)pp.467-468

2021年7・8月号 目次

小谷 紀子 Kodani, Noriko
国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科

はじめに

 患者にとって,糖尿病という慢性疾患の受け入れは簡単ではない.患者が疾患を良好に受け入れられることを継続してサポートし,患者の糖尿病に対する正しい理解が深まるように説明していくことで,生活のなかに糖尿病の「自己管理」を取り入れることができるようになる.組織化された糖尿病自己管理教育と療養支援は糖尿病治療に有効であることが,これまでも多くの研究で示されている1〜3).したがってわたしたちは,一人ひとりのライフスタイルに合った継続可能な血糖管理の方法を見つけ,糖尿病があっても人生を謳歌できることを目標に教育と支援を継続していかなければならない.今回の連載では,患者の「自己管理」における①主治医の役割,②療養指導をはじめとするチーム医療の役割,そして③患者自身による取り組みについて考える.第1 回は,主治医が患者の自己管理を実現するために,どのようなことを考えながら診療を行っているか,ということについて述べる.

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