HbA1cのピットフォール

2022.03.15
prev next
連載:FORUM 検査 ■LABRATORY MEDICINE 第2回
HbA1cのピットフォール
Vol.39 No.2(2022年3・4月号)pp.204-206

2022年3・4月号 目次

佐藤麻子 Sato, Asako
東京女子医科大学 臨床検査科

はじめに

 HbA1c(hemoglobin A1c)とは,赤血球中のヘモグロビンが血中を循環しているあいだにグルコースと非酵素的に結合した糖化蛋白である.HbA1c値は,ヘモグロビンの寿命が通常約120日であるため過去約2カ月間の平均血糖値を反映している.血糖値は,食事の種類や量,そして活動量に影響され,刻々と変化している.このため,血糖コントロール状況を把握するためには,血糖値測定のみではなく,ある程度長期間の血糖変動状況を反映する指標が必要である.
 現在,長期の血糖コントロールの指標として広く使用されているのが,HbA1cである.しかし,その特性をよく理解していないと,落とし穴に陥ることがある.ここではそうならないためのHbA1c活用時の注意点を示す.

このコンテンツは糖尿病リソースガイドの有料会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病・内分泌医療を中心に、新しい時代の臨床現場を支援する糖尿病・内分泌プラクティスWebの閲覧が可能
  • ・糖尿病プラクティス(2020~2022年・3年間分)の記事や、本サイトが厳選したスペシャルコンテンツが閲覧可能
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
  • ・その他、有料会員向けコンテンツ・サービスを企画中!乞うご期待ください

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料