運動療法と薬物療法の併用は,それぞれの効果を増強するのか?

2020.09.15
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連載:FORUM 運動 ■ EXERCISE 第2回
運動療法と薬物療法の併用は,それぞれの効果を増強するのか?
Vol.37 No.5(2020年9・10月号)pp.592-593

高橋 宏和 Takahashi, Hirokazu
佐賀大学医学部附属病院 肝臓・糖尿病・内分泌内科/肝疾患センター

はじめに

 糖尿病に対する近年の薬物療法の進歩は目覚ましく,DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬を含むインクレチン関連薬,SGLT2阻害薬の登場は,糖尿病診療や療養指導に大きな変化をもたらしている.またメトホルミンは多くの2型糖尿病患者に対して薬物療法の第一選択肢となる比較的歴史の長い薬剤であるが,加えて,近年次々と明らかになる新たな作用機序が注目されている.

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