コロナ禍であらためて見直す身体活動の重要性
2021.07.15

本田 寛人* 1 Honda, Hiroto
林 達也* 2 Hayashi, Tatsuya
* 1 四條畷学園大学 リハビリテーション学部
* 2 京都大学大学院 人間・環境学研究科
はじめに
運動は糖尿病患者の病態管理に有効であるが,その実施状況は芳しくない.また,昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で,運動施設の利用やスポーツ活動・イベントへの参加,その他余暇活動を行う機会が減少している.日々の生活活動においても同様で,わが国のコロナ禍における一般市民(20〜79 歳,1,239 人)を対象とした行動評価(インターネット調査)の結果,職場勤務の労働者に比べて,在宅勤務の労働者は仕事中の座位時間が約76 分長く,中高強度身体活動時間が約27 分短かった1).一方,令和2 年度のスポーツ庁の調査では,成人のスポーツ実施率について,週1 日以上が59.9%(令和元年度53.6%〔6.3%増〕),週3 日以上が30.9%(令和元年度27.0%〔3.9%増〕)と令和元年度に比べて増加しており2),からだを動かすことの必要性をこれまで以上に感じている者は少なくないと考えられる.
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