短時間の階段昇降運動による急性血糖降下
2021.11.15
連載:FORUM 運動 ■EXERCISE 第3回
短時間の階段昇降運動による急性血糖降下
Vol.38 No.6(2021年11・12月号)pp.709-712

本田寛人* 1 Honda, Hiroto
髙石鉄雄* 2 Takaishi, Tetsuo
林 達也* 3 Hayashi, Tatsuya
* 1 四條畷学園大学 リハビリテーション学部
* 2 名古屋市立大学大学院 理学研究科
* 3 京都大学大学院 人間・環境学研究科
はじめに
近年,糖尿病患者の運動療法の一環として,日々の生活において「動いていない時間(デスクワークをしている時間やテレビを見ている時間など)を定期的に中断すること」が推奨されるようになった.たとえば米国糖尿病学会では,座位時間30分ごとに中座して短時間(3分間程度)のウォーキングや軽運動を行うことを推奨している 1).しかしながら,どのような中座をどのくらいの時間行えば効率的に血糖降下が得られるかは明らかではない.本稿では,われわれがこれまで取り組んできた階段昇降運動 2〜9)について紹介するとともに,その急性的な血糖降下作用について概説する.
糖尿病・内分泌プラクティスWeb
糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル
小児・思春期1型糖尿病 成人期を見据えた診療
看護師からの指導・支援
小児がんサバイバーの内分泌診療
女性の更年期障害とホルモン補充療法
男性更年期障害(LOH症候群)
他
セミナー【多職種連携 必携キー・ノート】
神経障害
糖尿病性腎症
服薬指導-短時間で患者の心を掴みリスク回避
多職種連携による肥満治療
妊娠糖尿病
運動療法
進化する1型糖尿病診療
糖尿病スティグマとアドボカシー活動
糖尿病患者の足をチーム医療で守る
外国人糖尿病患者診療
他
インクレチン(GLP-1・GIP/GLP-1)受容体作動薬
SGLT2阻害薬
NAFLD/NASH
糖尿病と歯周病
肥満の外科治療
骨粗鬆症
脂質異常症
がんと糖尿病
クッシング症候群
甲状腺結節
原発性アルドステロン症
他
セミナー【研修道場 ポイントはここだ!】
糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬)
GLP-1受容体作動薬
インスリン
糖尿病関連デジタルデバイス
骨粗鬆症治療薬
二次性高血圧
1型糖尿病のインスリンポンプとCGM
他
医薬品・医療機器・検査機器
-
経口薬
-
注射薬
-
医療機器・検査機器
最新特集記事
-
患者の不安と看護師の負担軽減を目指した腹膜透析指導の効率化
【学会レポート】第30回日本腹膜透析医学会学術集会・総会 -
プライマリ・ケア医の第一歩が打ち破る腹膜透析3%の壁
【学会レポート】第30回日本腹膜透析医学会学術集会・総会 -
糖尿病のある方の災害対策 ~事前の備えが患者さんの命を救う~
論考百選 -エキスパートたちの視点- -
第4回 週1回皮下注基礎インスリン「イコデク」の登場
新・糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント -
患者の生活目標が導く新時代のSDM
【学会レポート】第30回日本腹膜透析医学会学術集会・総会 -
CKD患者の血圧管理と腎代替療法選択における課題
【学会レポート】第46回日本高血圧学会総会 -
腹膜透析に見る循環器医療の新たな可能性
【学会レポート】第30回日本腹膜透析医学会学術集会・総会 -
1型糖尿病患者への腹膜透析導入症例から見た課題と展望
【学会レポート】第30回日本腹膜透析医学会学術集会・総会
よく読まれている記事
関連情報・資料
-
糖尿病・内分泌プラクティスWeb
明日の臨床に役立つ時宜を捉えたテーマについて、内分泌代謝・糖尿病内科領域のエキスパートが解説。毎週記事が更新され、いつでも“オンライン”で日常診療に役立つ情報をアップデートできます。 -
肥満症認知向上プログラム【セミナーレポート】
肥満症の基本から患者さんへのアプローチ、新ガイドラインを踏まえた診療、減量・代謝改善手術などの新たな治療選択肢など -
医療スタッフのギモンにこたえる グリコアルブミンQ&A
血糖コントロール指標である”グリコアルブミン”の基本から使い方まで、医療スタッフの皆さんの疑問にこたえるQ&Aコーナー。 -
新・糖尿病治療薬の特徴と服薬指導のポイント
加藤内科クリニック院長の加藤光敏先生が、ご自身の知識と経験を踏まえた服薬指導のポイントをわかりやすく解説。 -
関連資料・研究・調査・組織
調査や統計、学会・研究会・医界などの組織、財団・協会・支援基金、大規模研究や他のメディアなど、糖尿病や生活習慣病に関するリンク集。 -
糖尿病ネットワーク
糖尿病患者さんとそのご家族をはじめ、糖尿病医療に携わる医師、医療スタッフ、関連企業の方々などに向け、糖尿病に関する密度の濃い専門情報を発信。 -
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金では、途上国の糖尿病患者さんがおかれた状況を紹介し、同じ糖尿病の仲間として何ができるかを考えます。豊富な海外の糖尿病事情をご覧ください。