Vol.8 糖尿病患者さんの周術期の注意点
2021.12.17
糖尿病患者さんは、糖尿病のない人に比べて手術を受ける頻度が高いといわれています。今回は、糖尿病患者さんが手術を受けることになった場合に指導しておきたいことをまとめます。
術前術後の血糖コントロールがとても大切なことはいうまでもありません。高血糖状態は免疫力の低下を招き、術後の感染症のリスクを高めます。一度、細菌感染するとインスリン抵抗性が高まり高血糖の悪循環が生まれます。
喫煙も術後の回復を遅らせます。喫煙習慣のある患者さんには、術後合併症予防の点でも、手術を機に禁煙を勧めたいものです。