2年目のアメリカ生活

  • 後藤 由夫 (東北大学名誉教授、東北厚生年金病院名誉院長)
2014.09.03
prev next

1. 多くの日本の先生方と逢う

 2年目の春はシカゴで Federation Meeting があり出席したら九大の奥村恂博士もおられた。昨年お逢いしたら当時インスリン作用の R. Levine がいたマイケルリーズ病院で研究していたとのことであった。京都の福井巌博士はニューヨークの Adlersberg の下で脂質の研究をつづけられフィラデルフィアにも訪ねてくださった(図1)。その年の第20回 ADA はマイアミビーチでLukens教授が会長であった(図2)。真赤なポインセチアが咲いていたことと、晴天なのに強い風だったのが印象に残っている。上田英雄教授、勝木司馬之助教授、浅越喜威教授はじめ多くの日本の先生方がペンシルベニア大学に来られ拙宅にお招きし日本では聞けないような話をうかがうことができた。上田先生は拙宅に2泊なされた。

図1
福井巌先生と G. Duncan 教授が診療していたフィラデルフィアのペンシルベニア クリニック
 
図2
第20回 ADA で話す
F. D. W. Lukens 教授

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・糖尿病診療・療養指導に役立つ会員向けコンテンツ
  • ・メールマガジン週1回配信 最新ニュースやイベント・学会情報をもれなくキャッチアップ
  • ・糖尿病の治療に関するアンケートに参加可能、回答はメルマガやウェブで公開
=必須項目
半角英数記号8文字以上
当サイト利用規約

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

脂質異常症の食事療法のエビデンスと指導 高TG血症に対する治療介入を実践 見逃してはいけない家族性高コレステロール血症
SGLT2阻害薬を高齢者でどう使う 週1回インスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防 高齢者糖尿病のオンライン診療 高齢者糖尿病の支援サービス
GLP-1受容体作動薬の種類と使い分け インスリンの種類と使い方 糖尿病の経口薬で最低限注意するポイント 血糖推移をみる際のポイント~薬剤選択にどう生かすか~ 糖尿病関連デジタルデバイスの使い方 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプ・CGMなど) 二次性高血圧 低ナトリウム血症 妊娠中の甲状腺疾患 ステロイド薬の使い分け 下垂体機能検査
NAFLD/NASH 糖尿病と歯周病 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術- 骨粗鬆症治療薬 脂質異常症の治療-コレステロール低下薬 がんと糖尿病 クッシング症候群 甲状腺結節 原発性アルドステロン症 FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症 褐色細胞腫

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料