新薬時代の今、糖尿病患者さんの生活習慣を見直す

  • 岩瀬 正典 (社会医療法人財団 白十字病院 糖尿病センター/ 臨床研究センター 副院長・センター長 九州大学共同研究員)
2014.07.15
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 糖尿病新薬が次々と発売され、薬物療法が大きく変貌しつつあります。しかし、作用機序が異なる血糖降下薬が新しく登場しても、糖尿病治療における生活習慣の重要性は不動です。他の生活習慣病でも同様です。例えば、スタチンは強力にコレステロールを低下させますが、従来の脂肪摂取量の制限が順守されなくなったため肥満が増え、糖尿病の発症が増えています。また、薬物療法が糖尿病より先行している高血圧治療でも、日本高血圧学会は学会を挙げて減塩運動に熱心に取り組んでいます。

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