"軽症糖尿病"をどうするか
2005.01.15
軽症糖尿病が増えている
昨今、糖尿病人口の増加に対する対策が社会的な課題となりつつあります。1997年と2002年の『糖尿病実態調査』を比較すると、糖尿病が強く疑われる人は690万人から740万人に増え(増加率7%)、糖尿病の可能性が否定できない人は680万人から880万人に(同29%)増えています。これから言えるのは軽い糖尿病の方がとても多いということです。「軽症糖尿病」の基準はありませんが、「糖尿病特有の合併症(細小血管障害)がない、空腹時血糖値があまり高くなくて食後高血糖のみ目立つ」、とここでは考えておきましょう。