第18回「未来から来た患者さん?!」
2024.10.15
宮城県 40代 Sさん(看護師歴 25年)
外来予約日に自己管理ノートを預かった際、2日後まで血糖値が記入されていました。毎日記入せず、まとめて記入したのが分かりました。そして血糖値もほとんど変わりなく、毎日測定してないことも分かりました。その後アプリを導入し、患者さんの転記ミスなどに対応できるようになりました。
一言アドバイス
いい数字を見せたい、高い数字を見せてはいけない、まじめな方の“あるある”ですよね。測定する、値をノートに転記する、それを毎日やらないといけないという負担が、逆に治療の妨げになっていたかもしれません。当院では測定器とアプリを連動させて血糖値転送ができる機種を一部導入しました。手間を省いて記録の正確性が期待できます。施設側の条件もありますが、患者さんが治療に前向きになれるよう手段が選べるとよりいいですね。
木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)
ここでご紹介する記事は、糖尿病リソースガイドが発行する看護師向けニュースレター『DM Topics for Nursing』(提供:三和化学研究所)に掲載されたものです。