第8回「自覚のない低血糖に大慌て」

2021.12.17
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第8回「自覚のない低血糖に大慌て」

千葉県 40代 たちさん(看護師歴10年)

入院中の糖尿病患者さんに、低血糖の主訴がほとんどなく困ったことがありました。60代のとても痩せた女性でした。ドクターの指示で決まった時間に血糖値を測定するのですが、そのとき初めて低血糖に気づいて大慌てしたことが数回。「具合悪くなかったですか?」と聞いても「少し寒気がするかも・・・?」程度の自覚症状しかありませんでした

一言アドバイス

無自覚性低血糖は、患者さん本人よりも関わるほうが慌ててしまいますよね。患者さんの低血糖への感度をすぐにあげることはできないので、まずは低血糖時に備えた対処方法を確実にしておくことが大事です。糖尿病手帳やカード、すぐ摂取できる飴などを常に持つこと、おかしいと感じたらすぐに座る心構えを伝えていきましょう。今年は低血糖時の点鼻薬が発売され、第三者が低血糖症状に対処しやすくなりました。このような方法を患者さんへ紹介するのもいいと思います。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)

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ここでご紹介する記事は、糖尿病リソースガイドが発行する看護師向けニュースレター『DM Topics for Nursing』(提供:三和化学研究所)に掲載されたものです。

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