第9回「正しく伝えるって難しい」

2022.02.22
prev next
第9回「正しく伝えるって難しい」

滋賀県 50代 macoさん(看護師歴31年)

ある寒い日、認知機能が低下した患者さんが液晶画面が溶けた血糖自己測定器を持って病院に駆け込んでこられました。患者さんは真顔で「何もしていないのに」と困り顔。きっと良かれと思って測定器をストーブの上で温めたのではないでしょうか。怒るわけにはいかず、「測定器を温める」という指導だけでなく温め方までアドバイスするようにしないといけないと思いました。

一言アドバイス

溶けてしまった血糖自己測定器、私も医師も検査技師さんも初めて聞きました、驚きです。まず、高齢者の方には具体的に想像できる保管方法を一緒に考えるようにしています。家の中の置き場所を一緒に思い浮かべながら考えます。そして、いまや必須アイテムとなった携帯電話と同じように保管してくださいとも伝えています。凍ったり、高温にさらしたりすると作動に影響が出ることが想像しやすいと思います。

木下 久美子 先生

木下 久美子 先生
(関東労災病院 糖尿病看護認定看護師)

体験談募集中!Amazonポイント3,000円分プレゼント!
◼︎◼︎◼︎ ご応募はこちら ◼︎◼︎◼︎

dm_topics_vol1_leaf_s

ここでご紹介する記事は、糖尿病リソースガイドが発行する看護師向けニュースレター『DM Topics for Nursing』(提供:三和化学研究所)に掲載されたものです。

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

SGLT2阻害薬を高齢者でどう使うか 週1回注射のインスリン製剤がもたらす変革 高齢1型糖尿病の治療 糖尿病治療と認知症予防
糖尿病スティグマとアドボカシー活動 糖尿病性腎症患者に対する療養支援 持続可能な糖尿病運動療法 苦労しています、服薬指導-短時間で患者の心を掴み、リスク回避! 進化する1型糖尿病診療 多職種連携による肥満治療
糖尿病と歯周病の最新エビデンス 甲状腺結節の日常臨床での取り扱い 肥満の外科治療-減量・代謝改善手術の最新エビデンス- 骨粗鬆症 脂質異常症 コレステロール低下薬 がんと糖尿病
インスリンの種類と使い方 糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 糖尿病薬を処方する時に最低限注意するポイント[経口薬] インスリンポンプ・持続血糖測定器 血糖推移をみる際のポイント
糖代謝の調節機構 脂質の代謝 リン酸化によるシグナル伝達 タンパク質とアミノ酸の代謝

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新特集記事

よく読まれている記事

関連情報・資料