GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」の投薬期間制限が解除 限定出荷を継続 「トルリシティ」も限定出荷 イーライリリーなど

2024.03.08
 日本イーライリリーと田辺三菱製薬は2024年3月、GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ皮下注2.5mg/5mg/7.5mg/10mg/12.5mg/15mgアテオス」(一般名:チルゼパチド)について、投薬期間制限が4月1日より解除となるが、安定供給を確保するため、この時期でマンジャロはすべての製剤で限定出荷を継続すると公表した。

 GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」の供給についても、限定出荷を継続している。

「マンジャロ」の投薬期間制限が解除 限定出荷を継続

 日本イーライリリーと田辺三菱製薬は2024年3月、GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ皮下注2.5mg/5mg/7.5mg/10mg/12.5mg/15mgアテオス」(一般名:チルゼパチド)について、投薬期間制限が4月1日より解除となることを公表した。

 さらに、同剤の安定供給を確保するため、この時期での限定出荷解除を見送り、当面のあいだは、マンジャロはすべての製剤で限定出荷を継続すると公表した。

 「新規処方ならびに7.5mg以上への新たな増量を控えていただきたく、引き続きご協力をお願い申し上げます」としている。

マンジャロ®(チルゼパチド) (日本イーライリリー)

「トルリシティ」も限定出荷

 日本イーライリリーは2023年8月、GLP-1受容体作動薬「トルリシティ皮下注0.75mgアテオス」の供給についても、国内外で供給を上回る需要が増加し続けているため、「国内の需要を満たす供給量を確保するにはまだしばらく時間を要する見通し」として、「今後も限定出荷を継続させていただきます」と公表している。

 GLP-1受容体作動薬の国内外の需要が増加しており、同社はトルリシティについて、同年3月より限定出荷を実施している。

トルリシティ®(デュラグルチド(遺伝子組換え)) (日本イーライリリー)

関連情報

糖尿病・内分泌プラクティスWeb 糖尿病・内分泌医療の臨床現場をリードする電子ジャーナル

スポーツとメンタルヘルス関連ホルモン 骨格筋ホルモンの代謝への影響・関連
糖尿病合併高血圧のマネージメント CKD合併高血圧のマネージメント(生活習慣修正・降圧薬治療) 本態性高血圧と血管調節異常、神経調節異常、ナトリウム調節異常 内分泌性二次性高血圧アップデート
肥満の外科治療-減量・代謝改善手術の最新エビデンス- 甲状腺結節の診断・経過観察の最新エビデンス 原発性アルドステロン症治療の最新エビデンス
糖尿病の各薬剤を処方する時に最低限注意するポイント(経口薬) 糖尿病関連デジタルデバイスのエビデンスと使い方 血糖推移をみる際のポイント!~薬剤選択にどう生かすか~ 1型糖尿病の治療選択肢(インスリンポンプや持続血糖測定器など)
タンパク質とアミノ酸の代謝 脂質の代謝 糖代謝の調節機構

医薬品・医療機器・検査機器

糖尿病診療・療養指導で使用される製品を一覧で掲載。情報収集・整理にお役立てください。

一覧はこちら

最新ニュース記事

よく読まれている記事

関連情報・資料