GLP-1受容体作動薬「オゼンピック皮下注2mg」が限定出荷 2型糖尿病の既存患者への供給を優先
GLP-1受容体作動薬の需要が拡大 適応外使用を控えるよう呼びかけ
ノボ ノルディスクファーマは、GLP-1受容体作動薬「オゼンピック皮下注2mg」について、限定出荷を行うことを公表した。
「各医療機関におかれましては、オゼンピック皮下注2mgで治療継続中の患者分のみをご購入いただきますようお願い申し上げます。また、厚生労働省より2023年7月28日付けで発出されている"GLP-1受容体作動薬の在庫逼迫に伴う協力依頼"記載事項に関してお願いできればと存じます」としている。
なお、今回の対応は製造における不具合発生によるものではない。「現在、オゼンピック皮下注2mgで治療中の患者に対して、他のGLP-1受容体作動薬に切り替えいただく必要はございませんので、現在のオゼンピック皮下注2mgでの治療のご継続をお願いできればと存じます」としている。
GLP-1受容体作動薬の国内外の需要拡大により、需要に見合った供給が難しくなることが予想されるとしている。
同社は、「オゼンピック皮下注2mg」の効能又は効果は「2型糖尿病」であり、「適応外で使用された場合には、本来の効果が見込めないだけでなく思わぬ健康被害が発現する可能性も想定されます」としている。
真に必要な患者へ少しでも多く供給できるように、適応外使用(美容・痩身・ダイエットなど)は、厳に控えるよう呼びかけている。
GLP-1受容体作動薬の在庫逼迫に伴う協力依頼 (厚生労働省 2023年7月28日)
オゼンピック皮下注2mg 添付文書 医薬品ガイド (医薬品医療機器総合機構)
関連情報