糖尿病の記録年表「糖尿病医療 進歩の歴史」を公開 糖尿病リソースガイド
糖尿病の年表ができました
糖尿病と人類のつき合いは古く、今から約3500年前の紀元前1500年頃、古代エジプトのパピルスに書かれていた糖尿病と思しき病気が、糖尿病の最古の記録と言われています。以来、さまざまな記録に糖尿病が登場し、人類が発展し裕福になるにつれて糖尿病人口は増加してきました。そして、近年では、患者数が年々史上最高を更新するという負の循環をたどっています。
一方、糖尿病医療の発展も目覚ましく、特に最近100年ほどの進歩は、記録が追いつかないほど目まぐるしく変化しています。
そこで今回、糖尿病治療研究会の設立35周年に際し、「糖尿病医療 進歩の歴史」と題して糖尿病を巡るさまざまなエピソードを年表形式でまとめ、糖尿病医療の変化が「一望」できる資料の製作を企画し、このたび公開しました。
「基礎研究」「診断・臨床報告」「治療薬」「医療・療養指導」「疫学」「学会・イベント」とテーマを分類。各エピソードには簡単な説明と、関連資料や文献、データなどへのリンクを設置し、見やすく、使いやすく、便利なツールとしてまとめました。また、テーマ「トピック」には、食事や運動などを中心に、糖尿病分野に関わりのある周辺情報を収載していきます。
さらに、今後も随時情報は追加していく予定です。糖尿病医療の進歩とともに、このコーナー自体も進化を続けていきます。皆さまからのエピソードのご提案、ご要望なども反映していき、今までにない新しい年表にしていきたいと考えています。ぜひご活用ください。
糖尿病治療研究会について
糖尿病の治療に関する理論と実際について、基礎並びに臨床の双方から追求し、得られた成績を基に、正しい糖尿病治療の確立とその普及をはかることを目的として、1980年に設立された糖尿病の専門医による研究会です。