第1回 藤原道長と糖尿病のスティグマ ─糖尿病は生活習慣病か?─

2022.01.15
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新連載:SPOT 歴史人物の病を量る
第1回 藤原道長と糖尿病のスティグマ ─糖尿病は生活習慣病か?─
Vol.39 No.1(2022年1・2月号)pp.094-095

2022年1・2月号 目次

大川内幸代 Okawauchi, Sachiyo
医療法人豊田会 刈谷豊田東病院 内科

はじめに

 2019年国民健康・栄養調査によると「糖尿病が強く疑われる者」の割合は14.6%と2009年以降で最も高い数値となった.ここ10年をみるとその割合はほぼ一定しているが,わが国における糖尿病患者数は戦後,特に1960〜1970年代の高度成長期に患者数が100万人を突破するなど著しい増加をみせた 1).しかし,糖尿病は古くから知られていた病であり,エジプト・インド・ギリシャ・中国など紀元前の記録にも残っている 2)
 歴史上の人物にも糖尿病であったと思われるエピソードがあり,直接治療に関係する話ではないが,糖尿病教室や健康講話などの導入部・ティーブレイクに使うと反響がある.本稿では,糖尿病だった歴史人物として第15回国際糖尿病会議記念切手()にも描かれている藤原道長を紹介し,その病の背景を再考したい.

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